四電工60年のあゆみ
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3210 第3節 「四電工 夢・ビジョン」の実現へ39営業利益率 当社グループは、総合設備企業集団として多様化・高度化するニーズに即応した優れた設備をお客さまに提供し、ゆとりとうるおいのある生活空間づくりに貢献することにより、社会にとって有用かつ必要な企業集団となるべくグループをあげて取り組んでおります。 このような社会からの信認を得るために、当社グループは、法令を遵守することは当然のこととして、社会規範を尊重し、良識ある企業活動を心がけ、社会とともに歩む企業としての責任と役割を果たしてまいります。●お客さまへ「お客さま第一」と「誠実」をモットーに、最高の技術とサービスを通じて、お客さまに満足と信頼をいただくよう励みます。●株主・投資家のみなさまへ長期的かつ持続的な企業価値の向上を目指して、財務内容や事業活動状況等の経営情報を適時・的確に提供し、これらに対する意見・批判を真摯に受け止めます。●取引先のみなさまへ取引先は良きパートナーであるとの認識のもと、誠実さを持って公平かつ公正な取引を行います。●従業員へ従業員一人ひとりの人格を尊重し、各自があらゆる可能性に挑戦して創造と成長に努められるよう健康で活力に満ちた明るい職場をつくります。●環境との関わり人と環境の未来を考える企業集団として、事業活動に伴う環境への悪影響の低減に努めるとともに、環境に優しい事業を推進していくことにより、環境改善に貢献してまいります。●社会との関わり政治や行政との関係において誤解を招きかねない行動は厳に慎み、健全かつ正常な関係を維持していくとともに、違法行為や反社会的行為に関わらないよう、基本的な法律知識や社会常識、正義感を持って良識ある行動に努め、反社会勢力とは断固として対決します。4003002001000年度20020304050607080910■配電 ■送電・土木 ■電気・計装 ■空調・管 ■情報通信 ■兼業 800700600500億円4% 当社の業績は、逆境下で推進した改革や、時代の変化に合わせて打ち出した手立てが効果を表し、2002(平成14)年度を底に回復に向かった。2003(平成15)年度から2007(平成19)年度まで5期連続で増収を果たし、2004(平成16)年度から2010(平成22)年度まで営業利益20億円程度を安定的に確保した。 2008(平成20)年9月、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに世界的な金融危機(リーマン・ショック)が発生し、景気は急激に悪化。当社もその影響を受け、2008(平成20)年度は6期ぶりに減収減益となったが、アクションプログラムに沿った収支改善活動が功を奏し、一般部門は9年ぶりに営業利益黒字化を達成した。●売上高と営業利益率の推移(2002~2010年度) 2000年代前半、日本の産業界では不祥事が相次ぎ、企業のあり方が厳しく問われるようになった。法令や倫理の遵守を意味する「コンプライアンス」という言葉も広く使われ始めた。改革と打ち手がもたらした業績回復グループ行動規範の策定四電工グループ行動規範

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