四電工60年のあゆみ
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41新人事評定制度の研修会「夢・ビジョン」事業所訪問ミーティング小野健社長年度に導入し、意欲ある人材を部門の垣根を越えて広く発掘、登用できるようにし、従業員のやる気や職責意識を高めた。 2006(平成18)年3月、「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」が改正されたのを受け、2007(平成19)年3月、当社は「安全マネジメントシステムプロジェクトチーム」を安全部内に設置し、「安全衛生管理システム」の構築に着手した。 2008(平成20)年1月、栗田社長は「安全衛生方針」を策定して全従業員に表明。「安全はすべてに優先する」という基本理念と当面の重点課題が示された。この方針のもとに「安全衛生管理システム」が始動した。  2009(平成21)年6月に就任した小野健社長は、長期経営ビジョンである「四電工 夢・ビジョン」を策定した。その狙いは、当社が目指すべき企業としての将来像を従業員が主役となって描き、その中に織り込まれた価値観と羅針盤を全員が共有することによって、組織としての一体感を強め、「活き活きと燃えるような集団」を形成することにあった。 策定に当たっては、同年11月、次代を担う中堅層15名によるプロジェクトチームが編成された。チームは本店各部や現場事業所に出向いて意見をくみ上げ、経営コンサルタントとも協議しながら骨子案をまとめるとともに、経営層とも意見交換を重ねた。 2010(平成22)年12月、「四電工 夢・ビジョン」は完成。「目指すべき企業像」「私たちの信条」「コーポレートスローガン」を定め、将来に向けての「既存事業の変革」と「新規事業領域の開拓」を大きな2本柱として、それらの事業を牽引する「人財の確保」を第3の柱として設定した。 2011(平成23)年3月には、社長直属の「夢・ビジョン推進室」を新設。下部組織として夢・ビジョンの実現に向けて全体統括や重点課題の解決に取り組む「事業革新部」と、新規事業領域の開拓に取り組む「新規事業部」(既存の事業企画部を改称)を設置した。 また、配電部と建設部には、「既存事業の変革」に必要な「新工法や新技術の開発」を実現するため、「配電開発課」と「送電開発課」を設置した。 3本の柱は2011(平成23)年度の経営計画に反映され、各部門は施策の実現に向けて取り組みを進めた。安全衛生管理システムの導入「四電工 夢・ビジョン」の策定と推進

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