四電工60年のあゆみ
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46サンシャインパーク豊浜サンシャインパーク佐川竣⼯式 東日本大震災を契機として参入した太陽光発電事業はその後、急拡大した。 発電所の工事・管理・運営に当たり、2012(平成24)年に設立された「株式会社仁尾太陽光発電」(70%出資)を皮切りに、2013(平成25)年に「株式会社ヨンコーソーラー」(100%出資)が、2014(平成26)年に「株式会社桑野太陽光発電」(75%出資)が設立された。 2023(令和5)年現在、太陽光発電所は計33カ所を数える。そのうち特別高圧連系(特高)は以下の3発電所である。サンシャインパーク北条 2013(平成25)年3月、倉敷紡績株式会社が同社北条工場(松山市)の閉鎖を発表した。当社は、日照条件のよい工場跡地をメガソーラー用地として賃借したい旨を提案。同社と協議を重ね、2014(平成26)年2月、土地賃貸借契約を締結した。 跡地の面積は約10万6,000㎡。工事は、同年8月に開始し、250Wの太陽光パネルを3万7,380枚設置して、設備容量7,500kW、年間発電電力量998万7,000kWhを実現した。2015(平成27)年9月に運転を開始し、松山市で最大級、当社初の特高案件となった。サンシャインパーク豊浜 2014(平成26)年3月、富士紡ホールディングス株式会社の100%子会社であるフジボウテキスタイル株式会社の豊浜工場跡地(香川県観音寺市)で太陽光発電事業を実施するため、同社と土地賃貸借契約を結んだ。 工場跡地の敷地面積は約16万㎡。同年10月に工事に着工し、250Wの太陽光パネルを4万9,840枚設置して、設備容量9,990kW、年間発電電力量1,331万6,000kWhを実現した。2016(平成28)年3月に運転を開始し、当社最大規模の発電所となった。 2013(平成25)年10月、当社は新たな勤務管理システムの運用を開始した。 当時の勤務管理ツールは紙媒体であったうえ、手作業で時間計算をした後に従来システムに入力しなければならず、事務処理に時間を要していた。そのため、人事労務部が情報化推進室と連携し、収益部サンシャインパーク佐川 高知県高岡郡佐川町の遊休地を所有する建設会社に対し、太陽光発電事業用地としての活用を提案、交渉が成立し、2014(平成26)年4月に着工、2018(平成30)年3月に運転を開始した。 敷地面積は約14万1,729㎡。270Wの太陽光パネルを4万4,100枚設置し、設備容量1万kW、年間発電電力量1,272万5,000kWhを実現した。太陽光発電事業の拡大勤務管理システムの導入と情報セキュリティの強化

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