603つのトマト商品木村選手 当社は、四国の主要産業である農業への貢献と新たな収益確保の可能性を探ることを目的に、2013(平成25)年から高糖度トマトの生産・販売事業に取り組んでいる。 同年9月、吉野川営業所に隣接する所有地にハウス施設(延床面積計約2,800㎡)を建設し、糖度8%以上のトマトの養液栽培をスタート。翌2014(平成26)年、産直市で販売を始め、その後、販路を全国に拡大した。 その後の商品開発により、7色のカラフルトマト“色彩”の「ミディフル」、甘くやわらかい極薄皮トマト“食感”の「プチぷよ」、緑色LED照射トマト“独自農法”の「グリーンバース」が現在の主力商品となっている。この3商品は吉野川市のブランド認証を受け、ふるさと納税返礼品としても好評を得ている。世界で輝いた木村選手 香川県宇多津町出身の陸上選手、木村和史氏は2015(平成27)年に入社し、県立丸亀競技場のスタッフとして働きながらトレーニングに励んだ。2017(平成29)年8月には、世界陸上競技選手権大会(ロンドン)の男子4×400mリレーに日本代表として出場、ほかにも数々の大会で好成績を残した。当社の知名度向上とイメージアップに貢献し、2021(令和3)年のシーズンをもって現役を退いた。 2022(令和4)年には、当社農園で生産されたトマトを、特定非営利活動法人フードバンクとくしま、および特定非営利活動法人フードバンク香川に寄贈した。寄贈したトマトは各フードバンクを通じ、県下の支援施設や子ども食堂へ配布された。この活動を通じて、地域社会との共生、SDGs達成に貢献すべく、今後も定期的に実施していく。 2022(令和4)年3月、当社は、徳島・香川・愛媛各県が設けている若者の就学支援と県内就職の促進・雇用創出を目的とした制度の趣旨に賛同し、計300万円を拠出した。 この取り組みは、「誰ひとり取り残さない」という持続可能な開発目標(SDGs)の基本理念にも通じるものであり、今後もESG経営の観点から地域の持続的発展につながる活動を続けていく。 2022(令和4)年4月実施の株式会社東京証券取引所の市場区分見直しに先立ち、総合設備企業としての持続的成長に向けて、さらなる企業価値向上を図るため、2021(令和3)年10月、プライム市場を選択することを決め、申請書を提出した。 移行基準日時点(2022(令和4)年6月30日)四電工アグリファームの取り組み就学・就労支援基金等への資金拠出東証プライムへの移行を決定
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