四電工60年のあゆみ
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63設立60周年記念式典上限を月55時間(特別条項100時間)、年450時間(特別条項720時間)まで切り下げた。 当社では毎年5月1日を会社設立記念日として休日としていたが、2023(令和5)年は5月2日も休日とし、周年記念特別休日の連休を設定した。 2023(令和5)年5月12日、当社の設立60周年を祝う記念式典が開催され、60年の節目を機に一新された「経営理念」が関谷社長より披露された。 新しい経営理念は、「存在意義(パーパス)」「使命・価値観」から構成され、「存在意義」として「進化する総合設備企業として人と社会と未来をつなぎます」と定義した。「使命・価値観」としては「強靭なインフラを構築し、社会を持続的に支えます」「機能性豊かな設備環境を実現し、お客さまの期待に応えます」「人を大切にし、技術を磨き続けます」の3つが掲げられた。 また、これらを実現していくための「社員心得」として、「熱意」「自律」「協働」「感謝」の4つが定められた。今後の持続的発展に向けて、当社が総合設備企業として果たすべき役割・存在意義を再定義した。 新経営理念の披露にあたり、関谷社長は以下のメッセージを贈った。 「『進化する総合設備企業として人と社会と未来をつなぎます』という『存在意義』には、当社は、設備工事全般を幅広く手掛ける『総合設備企業』であり、さまざまな設備を総合的に手掛けることで、多様化するお客さまニーズに対応した最適な設備環境を実現できるよう、自ら進化し続けるとの思いを込めました。 また、いずれの設備もつながって初めてその機能を発揮します。我々の役割は、設備を空間軸で『つなぐ』ことで設備に命を吹き込むことにあります。また、こうしてつながった設備は、人と人をつなぎ、社会機能をつなぎ、その結果、社会の営みが未来につながります。すなわち我々の仕事は、設備を空間軸でつなぐとともに、時間軸でみれば社会の豊かで多様な営みを未来に『つなぐ』ことにあると考えました。 昨今、当社を含む上場企業を取り巻く環境は、ESG経営の名のもと、持続的な企業価値の向上を求める資本市場など、新しいフェーズに突入しています。当社としては、いかなる変化も前向きに捉え、グループの役員・従業員が心をひとつにして、チャレンジしていきたいと思います。 そのためには、皆さんとベクトルを合わせ、総合力を発揮することが重要です。この新しい経営理念のもと、これまで60年にわたる諸先輩方のご努力、ご功績に感謝しつつ、次の5年、10年に向けて、皆さんの力で新しい四電工グループを築き上げてまいりましょう」 従業員一同、気持ちを新たに次の時代のさらなる成長へ向けてあゆみ続ける。設立60周年記念式典を開催

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