2022(令和4)年2月、全作業班と事務所に「アクティブパッド」約300台を配備した。端末としてiPadを採用、専用のショルダーバッグも新調し設計図書とともに持ち運べるようにした。安全対策の強化を目的として、グループチャット機能(LINE WORKS)、再発防止対策ポスター表示機能、ビデオ通話機能を備えている。また、業務の効率化を目的として、配電ナビゲーション機能、位置情報共有機能も備えている。 グループチャット機能は事務所から現場作業員へ日常的に行う指導や助言等のコミュニケーションを容易にするほか、写真や図面を簡単に共有できる。 配電ナビゲーション機能は、グーグルマップ上に電柱位置を表示することで経路検索・案内が可能となり、災害時にも県外から応援する復旧班がスムーズに移動できるようになった。 位置情報共有機能は、マップ上に施工班の位置情報が表示できるため、近傍の施工班同士が不足した材料を融通し合えるといった効率化を図れるほか、災害時には施工班を効率的に配置できるようになった。 2022(令和4)年10月からは、作業手順書や工事標準などを電子書籍化し、作業現場でも常に最新の情報を検索、確認できる仕組みを整えた。66 2022(令和4)年4月に「作業計画支援システム」を導入した。これは配電工事管理システムの工事計画を支援するもので、付託工事票情報をグーグルマップ上に表示してルート検索機能を活用しながら、移動ロスの少ない効率的な作業計画の立案をサポートする。 工事票情報の見える化により「効率的なルートで作業計画が作成されているかを視覚的に評価できる」「最新の作業計画が一目で確認できる」「方面別・工事別の工事量が把握できる」といったこと等が現場から評価されている。 2022(令和4)年3月、配電部門の施工要員確保(特に協力企業)を目的として四国電力送配電と共同で配電工職用パンフレットのリニューアルと、新アクティブパッドと班長用ショルダーバッグ「作業計画支援システム」サンプル画面配電⼯職用パンフレット配電伐採職用パンフレットアクティブパッドの導入作業計画支援システムの導入採用支援パンフレット・動画の作成
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