69香川線ケーブル張替撤去⼯事鉄塔組立鉄塔基礎⼯事作業員を乗せた「乗用モノレール」現場に設置された「長距離Wi-Fiシステム」なった「香川線ケーブル張替撤去工事」に着手した。以後、受注・施工状況は順調である。 2022(令和4)年4月から、四国内では約20年ぶりとなる500kV送電線建設工事を実施。四国中央中幹線(川内変電所―東予変電所)№96~101間、こう長2.6㎞のルート変更に伴う鉄塔3基の新設、4基の除却を、2024(令和6)年10月にかけて行うこととなった。 これは、2000(平成12)年を最後に、四国内では500kV送電線建設工事に携わってこなかった当社にとって、きわめて有意義な工事である。この間、四国外の500kV送電線建設工事に管理要員を派遣するなどして、維持・継承に努めてきた技術力を生かし、将来につなげる機会でもある。今回の工事では、次の新技術も導入した。①乗用モノレール 高低差が約200mあり、徒歩ではアクセスに40分程度かかる箇所に敷設し、作業員の負担を減らすとともに、作業効率のアップ、安全性の向上を図る。②長距離Wi-Fiシステム 工事区間は山岳地にあり、携帯電話の電波が届かないため、同システムを用いて音声通話や、画像伝送による現場管理、検査業務を行う。 さらに、鉄塔の塔上に監視カメラを設置して、地上作業員が送電線との離隔・接近などをリアルタイムで確認できるようにし、安全性の向上を図る。③電動アシスト宙乗器 電線宙乗作業に従事する作業員の負担を減らすとともに、作業効率のアップ、安全性の向上を図る。20年ぶりの500kV送電線建設工事
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