74レーザー墨出し機を用いた作業技術発表会過去物件の図面や営業資料を閲覧できる仕組みを用い、業務効率の向上を図った。②モバイル情報端末(iPad) 2018(平成30)年7月に各支店・本部の設備工事部にiPadを合計145台配備。現場代理人が共有ファイルサーバーや電子メールにアクセスできるようにし、ペーパーレス化、現場管理の業務効率化を実現した。③レーザー墨出し機 2019(平成31)年4月にレーザー墨出し機「RPT600」を導入。天井そのほかの墨出し作業に用い、工数を50%以上削減するとともに安全性の向上を図った。④気流シミュレーション 2019(令和元)年8月に気流シミュレーションソフトを導入。室内空間における気流分布や温熱環境をシミュレーションし、「見える化」することで、機器・器具の選定、配置を適切に行い、設計・施工品質を向上させた。⑤3Dスキャナー 2020(令和2)年12月に3Dスキャナーを導入。既設建物や配管・機器などをスキャンしたデータをCAD化することで、機器更新や配管ルート策定時の作業効率化を図った。 当社では各種の施工技術や情報を共有、蓄積し、水平展開を図るため、当部が中心となって、事例発表会を開催、発展させてきた。 その第一歩は、2014(平成26)年8月に始まった「太陽光発電所施工事例発表会」である。太陽光発電所工事における現場管理の意識向上を図るために開催され、参加した現場代理人がそれぞれ担当した工事の特徴、苦心した点、改善を加えた点などを発表した。 その後、当会は「施工事例発表会」と名称を変更し、太陽光発電所以外の事例発表も行うようになった。2019(令和元)年以降は「技術発表会」となり、情報通信技術部やシステム技術部、技術開発室、CAD開発部、営業部も参加する形で活動を継続している。 2014(平成26)年、設計業務における技術の向上、担当者同士の交流やノウハウ共有を目的に「設計コンクール」が始まった。 コンクールは毎回2日間、社員研修所で開催し、電気設備担当・機械設備担当の参加者が、決められた課題で設計技術を競い合う。審査は図面の構成力や計画の妥当性などを基準に採点し、成績優秀者を表彰している。参加者にとっては自身の技能をアピールし、モチベーションアップにつなげる機会でもある(新型コロナウイルス感染防止のため、2020(令和2)年以降は未開催)。事例発表を通じた技術の水平展開設計コンクールの開始
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