株主・投資家のみなさまへ

TOP MESSAGE

総合設備企業として社会的な価値を提供し続けることにより、持続的な成長を目指します。

四電工グループは、設備工事業を核に、リース事業、太陽光発電事業、PFI事業などを営む34社から構成しております。このうち設備工事業については、四国はもとより首都圏・関西圏などで広域的に事業展開しています。

当社は、四国地域における電力供給設備の建設・保守を重要な事業基盤としており、引き続きその責務を全うしてまいる所存ですが、四国の電力需要に鑑みると、当該事業の大きな伸びは期待できません。そうしたなか、今後の当社グループの成長エンジンは、一般のビルや病院、工場等の電気設備、空調・給排水設備、情報通信インフラなどの設備工事だと考えております。言うなれば、皆さまの生活や産業に欠かせない “ 電気・水・空気・情報 ” などを媒介するさまざまな社会インフラの整備を総合的かつ広域的に担っていくことが当社グループの持続的な成長につながると考えております。

今後、国際的な政策課題である気候変動リスクに加え、デジタル化の進展や少子高齢化・人口減少に起因する社会構造の変化など、当社を取り巻く事業環境も大きく変化していくことが予想されます。しかも、その様相や影響範囲、スピード感についても不透明感と不確実性を増してきております。

こうしたなかで、当社グループが持続的な成長を遂げるためには、まずは総合設備企業としての収益基盤を拡充するとともに、時代の潮流を踏まえて新しい発想で事業活動のあり方を見直していくことが重要だと考えます。

このような考えのもと、当社では、今後5年間の経営の方向性と数値目標を示す『中期経営指針2025』を策定しました。“チャレンジ、次なる成長ステージへ ”を共通目標に掲げ、当社がもう一段高いレベルへと飛躍するためにグループを挙げて取り組むべき重点課題等をお示ししております。

言うまでもなく、当社の手掛ける事業は、いずれも環境や社会の持続性と密接な関連を有しております。その意味でも、私たちは、環境・社会との調和を事業活動の基軸に据え、収益の還元・再投資を進めることにより、コーポレート・メッセージである「今日を支え 明日を創る」を具現化してまいりたいと考えております。

株式会社四電工
代表取締役 社長

関谷 幸男

pagetop